みなさんこんにちは、おかずっちです。
今回は前回に引き続き、僕が最近魅力的だと感じた作品の
魅力のポイントを伝えます。
素晴らしい作品に出会いたい、そんな方には興味をそそる内容になっています。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
大人になって魅力に気づいた作品たち その3
まだ紹介できていない作品は以下の2つです
聞こえる(合唱曲)
MOTHER(テレビゲーム)
聞こえる(合唱曲)
もともとは第58回(平成3年)NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲として作られた曲です。
ネットで最近の認知度をみてみましたが、発表されてから30年が経っても根強い人気があるようです。
この曲は私が中学3年生の時、合唱コンクールでうたった合唱曲です。
当時の中学3年生の人気曲といえば、「心の瞳」「青葉の歌」といった、
華やかな曲や、メロディがわかりやすく、美しい曲、愛をテーマとする曲が人気でしたが
「聞こえる」は扱うテーマが「若者の葛藤」ということで
メロディはもちろんとても美しいのですが
人気絶頂、という曲ではありませんでした。
でも、私にとっては大人になっても忘れられない
印象的な曲でした。
若者がもつ葛藤と願い
この曲はある若者の第一人称で語られます。
若者はおそらく高校生です。
さまざまなメディアを通して
世界中で起きている事件(革命、原油流出事故、ベルリンの壁崩壊、森林破壊など)を
見聞きしています。
詩の一部を抜粋します。
見えている 聞こえている 感じている
だけど なにもできないこの部屋で
膝を抱えて うずくまっている いらだち
教えてください なにができるか
光っている道を 心開いて歩いていきたい
なにができるか教えてください
ここで表現されていることは
- 何か行動したいのに、なにもできない苛立ち
- 自分になにができるかを教えて欲しいという切実な思い
です。
おかずっちが経験した苛立ちと願い
私は精神科看護の領域で看護師として働き始めた時
- 何か良いことがしたいと思うのに
- どうしたら良いのか分からない
精神看護を学ぶ中で同じような感情体験をしました。
そんな中で、精神科単科病院の新たな設置を法律で禁止したイタリアの医療に興味を持ち
フランコ・バザーリアという、自分にとって憧れとなる人物を知ることができました。
このような経験をしたからこそ
この詩で表現される苛立ちや願う気持ちに共感したのだと思います。
ストレングスモデルにおける願望
ソーシャルワークで用いられるストレングス理論では
願望を「人がもつ4つの強さ(願望、技術、環境、人格)の一つで、もっとも重要なもの」と位置付けています。
願望とは何かをなすための原動力であり、必要不可欠なものと考えられています。
願うことから伝わる力強さ
教えてください、という願いに私は力強さを感じます。
願うという行為は、能動的な行為です。
そして、今の状態から変わりたい、という強いエネルギーがあります。
私はこれまで
「もう大切な財布をなくしたくない」「バドミントンが強くなりたい」
「精神を病む人が癒やされる方法を学びたい」
と願い、自分を変えていくことができました
変わりたいのに変われないと悩む方へ
変わりたい、と願うことですでに変化に必要な一歩を踏み出しています
そして、今のあなたには強さがあります。
そのまま頑張るので間違いはありません。
きっと変われるはずです。
おわりに
今のところ、感動する作品とは
- 自分の成長が感じられたり
- 共感できたりするものの
のようです。
自分の成長が確かに感じられる、というのは
とても気持ちがいいものですね。
みなさんとこの気持ちが共有できたらとても嬉しいです。
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